大和グラビヤ インタビュー3:名だたる企業が参加!一味違う研修内容と他の参加者から得た学びとは?
大和グラビヤ株式会社 南アルプス工場 工場長 小島 貴樹 様に、
「生産革新プロフェッショナルコース」受講の背景やご活用についてお伺いしました。
(※以降敬称略、所属・役職は2023年1月17日時点)
名だたる企業が参加!一味違う研修内容と他の参加者から得た学びとは?
国部:
どのようなきっかけから「生産革新プロフェッショナルコース」を知りましたか?
小島:
一昨年、当社の社長がこちらのコースを知り、昨年度も弊社から参加させていただきました。その者が受講内容をまとめ、生産メンバーにフィードバックする機会があり、それがきっかけになりました。
国部:
そこから受講を決めるに至ったポイントは何でしたか?
小島:
その報告会の際、コースに参加した企業の一覧が示されました。名だたる企業の皆様が受講されているのを知り、そうした企業が実践している「改善内容を知り、内向きの活動の殻を破る機会」になると思い受講を決めました。
国部:
コースへの参加にあたり、工場長という立場から調整に苦労された点などはありましたか?
小島:
当コースの受講は大いに私の成長機会になり得るとして「是非、行ってきなさい」と会社が背中を押してくれました。こうした講習や研修への人材派遣・教育を投資として捉える社風のため、参加自体に障壁は全くありませんでした。
国部:
従業員の成長機会を積極的に提供する社風なのですね。
小島:
会社として人材への投資に大きくウエイトを置いているため、研修費用の高低で派遣の可否を決するのではなく、あくまでも質の高い研修を選び、成長を促す考えが強いと思います。
国部:
他の研修なども受講したり、検討したりしたと思いますが、当コースと他の研修の違いはどこにあると思いますか?
小島:
個別の改善手法に関する講習は10数年前から受けていました。タイムスタディの計測方法や連合作業分析の手法を学んだ経験もありまが、それらはあくまで現場における一つひとつの”点”の改善手法に終始しています。
一方、JMAさんの「生産革新プロフェッショナルコース」は生産部門のムダ取りにとどまらず、サプライチェーン・マネジメントやエンジニアリング・チェーン・マネジメントなど、材料の入りから製品の出の部分全体を俯瞰した、いわゆる”面”で見た時の生産性向上や作業改善を含んでいます。その点が受講を決めた大きな要因のひとつでもありました。
国部:
研修を通して、どのような内容が印象に残りましたか?
小島:
他社の話を聞き、いずれの会社も人や技術伝承の悩みを持っていると強く感じましたね。そうした中でもDXやIoTなどのデジタル要素を取り込み、標準化を図り、人材の採用や教育、定着化を狙う必要性は一貫して多く語られていました。
国部:
各社共通の悩みやその解決姿勢を直接知り得たのですね。
小島:
デジタル化への障壁も各社共通の課題でしたが、何故デジタル化を図るのか、会社の目的や意図を従業員に示し、時には成功事例を織り交ぜながら共有し展開する必要性も学びました。こうした観点が全ての単元で毎回のようにトピックに挙がっていたのも印象的でした。
国部:
参加者の中で印象に残っている方はいらっしゃいますか?
小島:
海外での改善経験が豊富な方とはオリエンテーションの時から度々話をさせていただきましたが、海外の人材育成における多くの視点をいただきました。
国部:
是非、その中からいくつかエピソードを教えていただけますか?
小島:
例えば、文化の違いを理解した上での接し方や教育が大切であること。日本とは評価に対する感覚が異なるため、重要視する評価軸を明確にする必要性があること。設定した目標を達成すべく成長しようと作業にあたる特性があることなど、とても丁寧に教えてくださいました。
国部:
他にも印象に残った方、参考になったことはありましたか?
小島:
第3単位のスクーリングで同じグループになった方からも貴重なアドバイスいただきました。AIやシステムを活用した受注予測について相談した際、すでに取り組まれていたAIの機械学習による生産計画立案の実例から成功例や失敗例など具体的な内容を共有してくださいました。
国部:
なかなか聞けないリアルな話を聞き、知見を広げられたのですね。
小島:
本当にそう思います。恐らく、この研修に参加していなければ、どれも知ることの無い内容でした。講師の方から得る講義内容やノウハウだけでなく、他の受講生の方々からも刺激と気づき、そして多くの学びをいただけたことは大変有難く思っています。
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