角田講師インタビューその2|現在のIEを取り巻く3つの課題とは?

生産革新プロフェッショナルコース講師の角田賢司さん(日本能率協会コンサルティング シニア・コンサルタント)にお話を伺いました。日本能率協会の勝田健太郎がインタビューします。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

現在のIEを取り巻く3つの課題とは?

勝田
コンサルタントとしてお仕事をされている中で、最近のテーマとされていることや、IEを取り巻く課題など、感じておられることはありますか?

角田
IEを使える人が少なくなってきたなというのが率直な感想です。

IEの主な狙いは、正しい良いやり方を作って、それを現場に適用して、どのようにして生産性を高めていくのかということだと思うのですが、ではそうした正しいやり方ってどう作ればいいのかとか、現場で実行する時にはどういうふうにアドバイスをして進めていけばいいのかということをやれる人、経験してきた人というのがどんどんいなくなってしまっている。

今現場の改善力というものはとても落ちているのではないかと思っていますね。

勝田
そうした現場の悩みの声は増えていますか。

角田
増えているというか、私が実感している部分ですね。

もちろんすべての会社がそうだということではなく、しっかりと教育をして、現場改善を大切にしていらっしゃる会社であれば、実行できる人がいないとか、改善が進まないというような悩みは少ないと思います。

一方で、例えば過去に大きなリストラをして人が減ってしまっているとか、人の補充ができていない、技能伝承ができていない会社も多くあるなと感じているということです。

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