グローブライド インタビューその4:受講の感想「現場効率を評価するツール」以上に「マネジメントの部分で感じた必要性」とは?
グローブライド株式会社 フィッシング生産本部 ロッド製造部 副部長 大津 武則様に、「生産革新プロフェッショナルコース」の受講背景や、受講後の感想についてお伺いしました
※2021年10月開講受講、IE士
※所属・役職は2022年1月26日当時のもの、以下敬称略
受講の感想「現場効率を評価するツール」以上に「マネジメントの部分で感じた必要性」とは?
吉田
実際に受講してみていかがでしたか?
大津
「現場の効率性を評価するための各ツールを学ぶ」という以上に、「マネジメントの部分で必要とされること」を学んだ気がします。それが今、中期計画などの方針策定時に、考え方を整理する際に非常に役立っていると思います。
専門分野で成果をあげてきた人がマネージャーになることが多いですが、専門性とマネジメントは別物です。
どうしてもマネジメントの勉強が必要になります。この研修は一般的なマネジメント教育と比較しても多くを学べると感じました。
吉田
ありがとうございます。スポット的な知識のみならず、サプライチェーン、エンジニアリングチェーンを俯瞰して学んでいただいたことで、他部署や現場の視点も得られたのですね。
他の受講生とのディスカッションでは、どのような気づきを得ましたか?
大津
どのような会社でも、「部門を超えたサプライチェーン全体の変革を行うにはジレンマや各所からの抵抗があって、一筋縄ではいかないんだな」ということは感じましたね。
その変革を誰が牽引していくのか?
それは結局「気づいたり、勉強を始めた人間が先陣を切っていかなくてはいけないんだ」という落としどころが得られた気がします。
吉田
他部署との調整を「誰か」にやってもらうことを期待するのではなくて、自身がリードしていく姿勢が大事だということですね。
大津
はい。それはおそらく受講者みんなが感じたと思います。あとは「覚悟」の問題かと思います。
吉田
そうした覚悟が、ご自身の仕事に対するモチベーションと、何かリンクする部分はありましたか?
大津
開発に従事していた頃から「色々な価値観を持っている人みんなが満足して働ける会社にしたい」という思いを持っていました。それは今でも変わっていません。
マネジメントで力を発揮する人と専門分野で力が発揮できる人、それぞれいるでしょう。
限られた人材の中で「適材適所」のハードルは高いと思いますが、「各々が力を発揮できる所で働くことができ、その上で成果を出していけるような会社」にしてきたいと良いと思っています。
吉田
価値観と能力の多様性を存分に発揮していきたい、その根本には社員を大事にしたい、社員が楽しんで仕事してほしい、という大津さんの大変素晴らしい人となりを感じました。
大津
あらゆる価値観の中で、みんなで課題をクリアしていく時に、ひずみが出てくることもあると思います。
将来的にひずみを調整する役割や、マネジメントを担ってほしい人材に対して、このような研修の場を設けることはとても重要だと思っています。
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