ノーリツインタビューその1:受講のきっかけと感想は?

株式会社ノーリツ 生産本部 生産管理部 宮原様と生産本部 ものづくり技術部 岸本様に、「生産革新プロフェッショナルコース」の受講背景や研修の感想についてお伺いしました。

(※以降敬称略、所属は2022年3月1日時点)

受講のきっかけと感想は?

吉田
それでは、ノーリツの宮原さんと岸本さんにインタビューをさせていただきます。
はじめに、受講のきっかけを教えてください。

宮原
上長から言われたことがきっかけで受講しました。
私はもともと生産部なので、サプライチェーンなどについては全然わからないまま研修が始まり、正直なところやっていけるのかな、という不安な部分はありました。

岸本
私の時は、上司が「こんなのがあるんだけど、やってみないか?」とテキストを持ってこられて、パっと見た感じは面白そうだな、というところから始まりました。
でもいざ始まってみたらついていけるのかな…、と感じていました。

吉田
ありがとうございます。現在は、どのような業務に従事しておられるのですか?

岸本
設備開発です。

宮原
私は生産技術です。

吉田
今回の研修全体を通して、何か感じたことや、ご感想を教えてください。

宮原
まず、自分の経験不足や、全然わかっていないという面が浮き彫りになりました。
今までは、製造の部分だけを見て改善を考えてきましたが、他の受講生の意見を聞いた時に「他の部署から見たらそういう問題もあるんだ」という気づきがありました。

吉田
それは、グループディスカッションや講師との話の中からですか?

宮原
そうですね。同じ製造部同士、他社の問題で類似しているものもあり、自分で考えていた問題が、他社でも同じで、結構難しい問題であったということがわかりました。

吉田
「業界や作っているものが違っても、同じ製造業、ものづくりという観点だと似ているところがあり、気づきがあった」ということですね。
研修の中で印象に残っていることはありますか?

宮原
コンカレントエンジニアリングの話が印象に残っています。
現在行っている「はんだ付けの不良率低減活動」において、研修前は製造目線だけで取り組んでいました。
受講後は、設計など他部署からの改善視点を聞けるようになり、製造だけではなく、他部署との協力や立場などを学べるきっかけになりました。

吉田
もし受講していなかったら、他部署を巻き込んでコンカレントエンジニアリングをしていこうという考えには至らなかったということでしょうか?

宮原
いえ、そうではなく、もともと協力して取り組んでいこうという流れは決まっていたのですが、私自身「コンカレントエンジニアリングで学んだ内容が、こういう所で活用されているんだ」という答え合わせができました。

吉田
実際に学んだ内容と同じような状況が現地・現場であったということですね。

宮原
はい。ちょうど学んできたことを、実践できているなという感覚はあります。
また、「この方法が正しい」と教わった直後に自社での活動に取り組めたので「迷わず、今行っていることは正しいことだから、このままいったらいい」という裏付けと自信が持てました。

吉田
素晴らしいですね。いきなり全社改善のような大きなことよりは、まずは身の回りの部分からスモールスタートと言いますか、できるところから行っていっているのですね。
ありがとうございました。岸本さんはいかがですか?

岸本
設備開発に従事する中で、上長を交えて今後のことなど打ち合わせをすることがあります。その時「上長が言っている言葉は、研修で学んだこの部分からから来ていたのか」と合点する部分がいくつかありました。
例えばラインヘッド供給などです。「なぜそんなことが必要なのか?」と思っていたことが研修で学べ、なおかつ効率が良いということもわかり、上長が強く推していた理由が納得できました。

吉田
上長の考え、「ものづくりの生産性を高めるための方針や考え方」が腹落ちしたということですね。

岸本
そうですね。
これまで「わざわざ変える必要あるのかな?」と思っていた点も、研修で詳しく聞くことで「ダメならばやめるべき、いいものは取り入れるべき」ということがはっきりしたと思います。
例えば、現場では構内物流で電動カートがライン側に走っているのですが、見た目があまり良くありません。その電動カートが減るのであれば、安全面でもメリットがあると思いました。単純に効率化だけで追求するのではなく、安全面でも向上しそうだという視点も分かりました。

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