標準時間の設定と活用実践セミナー

効率的な設定と、収益性向上に結びつく活用方法

標準のないところに改善はありません。改善の起点は現在の状態を正しく把握し測定することであり、そのためにも単なる実績の積上げではなく、“あるべき姿”としての正しい標準時間の設定が必要不可欠です。標準時間が設定されていれば「視える」目標が設定でき、国内・海外工場を巻き込んだ全社一丸の改善活動に取組むことが出来ます。
本セミナーでは、IEによる標準時間の考え方から、実際の設定方法、さらに生産性や収益性向上に直結する実践的な管理手法を各部門毎に事例を交えながら丁寧に指導します。

理解を深めるために

1日目講義終了後、課題や習得されたいことなどをアンケートで伺います。
講師が内容を確認し2日目にフィードバックをいたしますので、より理解が深まります。

プログラム

※本セミナーでは電卓を使用しますので、必ずご持参ください。

【1日目:基礎編】 標準時間の意義と設定手法~標準時間資料作成 (10:00~17:00)

◆マネジメントに役立つ標準時間

1 標準時間の概要
グローバルスタンダードとしての標準時間
(1) 標準時間設定の目的とレベル
(2) 標準時間の構成
(3) 設備に対する標準時間設定

2 標準時間設定に必要なIEの基礎
目的に応じて標準時間設定の手法を使いこなす
(1) IE(インダストリアル エンジニアリング)とは何か
(2) 直接時間研究と標準スピードを見極めるレイティング
(3) 余裕率設定にも役立つワークサンプリング
(4) 標準時間の設定手法

3 標準時間資料の作成方法
標準時間設定に必要なデータベースとメンテナンス
(1) 合成法による標準時間資料の作成方法
(2) 分析法による標準時間資料の作成方法
(3) 時間を変動させる要因を読む回帰分析
(4) 余裕率の設定方法
(5) 標準時間監査制度とメンテナンスの自動化
■演習 実践!PCを用いた標準時間資料の作成
データ解析のテクニックを学ぶ

【2日目:活用編】 設定した標準時間の各場面における有効的な使い方  (10:00~17:00)

◆計画面での活用を強化する

4 標準時間資料の工程設計・工数見積り面での活用
新製品の立ち上げ段階で標準時間を活用する
(1) 新製品の工程設計・工数見積の手順とチェックポイント
(2) ライン生産、セル生産での標準時間設定ポイント
(3) CADや図面段階で標準時間を設定する
(4) 設備の標準時間を設定する
■演習 PCを用いた標準時間を設定
図面や仕様書からの標準時間設定を学ぶ

5 標準時間の生産管理面での活用
標準時間で生産計画・在庫計画をレベルアップ
(1) 標準時間で負荷と能力を算定する
(2) 生産計画のレベルアップとコストダウン
(3) 段取費用と在庫費用の最適化
■演習 負荷と能力を調整しコストメリットのある生産計画を作成しよう

◆計画と実績との差異対策

6 標準時間の工数・設備効率管理面での活用
決められた時間を維持管理する
(1) 成果の出る工数、設備効率管理のやり方
(2) 作業者の時間のムダ、管理者の時間のムダ
(3) 人と設備を上手に使うポイント

対象

  • 生産管理・製造部門のマネジャー/生産技術部門のマネジャー/設計部門のマネジャーおよびスタッフ
  • 現場監督者の方々
  • 改善プロジェクトを推進されている方々

参加者の声

  • 実例での説明と質問の解答が非常に解り易かった。
  • 標準時間を設定する必要性を再認識しました。
  • 工程改善のための指標について学んだ事を実践します。

講師

小川 正樹
JMA専任講師
(株)MEマネジメントサービス 代表取締役
マネジメントコンサルタント・技術士(経営工学)

会期・会場

開催地 開催日 開催時間
東京 2016年1月18日(月)~1月19日(火) 10:00~17:00
東京 2016年7月12日(火)~7月13日(水) 10:00~17:00
東京 2017年1月12日(木)~1月13日(金) 10:00~17:00

【会場】日本能率協会・研修室(東京・港区)
開催会場は変更する場合があります。その場合は別途ご案内いたします。

参加料(税抜)

参加料(税抜)
日本能率協会法人会員 100,000円/1名
会員外 110,000円/1名

・参加料にはテキスト、昼食費が含まれております。
・本事業終了時の消費税率を適用させていただきます。
お申し込みはこちらから
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