大成建設 インタビュー2:「経営層は何を求めているのか?」研修で学んだ” 業務で心掛けていること”とは?

大成建設株式会社 エンジニアリング本部 エンジニアリングソリューション室 奥薗 港人 様に、
「生産革新プロフェッショナルコース」受講の背景やご活用についてお伺いしました。

※2021年12月開講受講、IE士
※所属・役職は2022年6月10日当時のもの、以下敬称略

「経営層は何を求めているのか?」研修で学んだ” 業務で心掛けていること”とは?

吉田
現場で現地現物を見た上で、生産性の向上を展開する業務に携わっていらっしゃるとのことですが、構想やプロジェクトを内部に上申する際、心掛けていることはありますか?

奥薗
プロジェクトを上申するにあたっては、今回受講しました「生産革新プロフェッショナルコース」にもあったように、視座を高く持ち、「経営層が何を求めているか?」を考えた上で、経営に具体的にどのように貢献するのかということを現場の経験を活かして、分かりやすく、かつポイントを絞った資料作成と説明ができるよう工夫しています。

吉田
経営層への説明には難しさがあると思いますが、どのようなところにやりがいを感じていますか?

奥薗
私も経験した、ひとつの現場をやり遂げるということは、この仕事の魅力です。
加えて、現在私が取り組んでいる社内の生産革新プロジェクトの場合、弊社のすべての建設現場に影響が及ぶので、かなりの波及効果を得られることになります。ひとつの建設現場における効果は小さくても、会社全体で見れば、積み重ねで大きな効果になると思っており、そこにやりがいを感じています。

吉田
奥薗さんの考えた構想や仕組みが、日本だけではなく世界各地に水平展開され、小さな粒の積み重ねが時間やコストに響いてくるのが見えると、しびれますね。

山本
御社のCMに「地図に残る仕事」というキャッチフレーズがあったと思いますが、まさしくそれをご自身で実感、体感されている姿がヒシヒシと伝わります。

奥薗
実際に建物は何十年も残るものですし、一般の建物であれば竣工後にプライベートで見に行くこともできるので、家族も自分の仕事を感じることができると思います。

吉田
素敵ですね。竣工後に家族を連れて行きたくなりますね。
奥薗さんが、全社的な水平展開を考えるプロジェクトに参画されたのには、会社としてどのような意図があったと思いますか?

奥薗
もともと私自身、大学時代に「生産工学」「IE」を勉強していた背景があります。
その後、弊社に入社し、実際の建設現場を経験しました。「生産工学」「IE」について、当時の建設現場と学生時代に学んだメーカー様の工場事例を照らし合わせると違う点もありましたが、それ以上に、建設業も”ものづくり”という視点でみると共通する部分は多いと感じています。
上司は、「IE・生産工学の視点を建設業に入れられないか」と期待していると思いますし、私自身も知識と経験を活かしていきたいと考えています。

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